マンチェスター・ユナイテッド大学

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【マンチェスター・ユナイテッド】ブルーノ・フェルナンデスが起こした5つの変化【魔術師】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

 

*この記事は2020年3月にnoteで公開しました。

 

今回は、1月に5500万ユーロ(約66億円)+最大2500万ユーロのボーナスでユナイテッドに加入したブルーノ・フェルナンデスを取り上げます。

もはや、ユナイテッドのアイドルと化した感のあるブルーノですが、ここまで

 

公式戦9試合3ゴール4アシスト

 

の好成績を記録しています。

 

ユナイテッドもその9試合で7勝2分の無敗。

 

ブルーノの加入で、具体的にユナイテッドはどう変わったのでしょうか?

以下の5つの変化点にフォーカスして書いていきます。

①アタッカーの変化

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写真:マルシャルとも連携良好

 

まず最初に取り上げる変化は、アタッカーへの影響です。

ユナイテッド加入後の、ブルーノ・フェルナンデスは10番(トップ下)のポジションでプレーメイカーの役割をこなしています。そのプレーの最大の特徴は“パス”にあります。

ブルーノが加入したプレミア23節から29節までのパス本数は

ファイナルサードへのパス・・・129本
ペナルティボックス内へのパス・・・48本

となっていて、どちらもリーグ2位の数字です。(それぞれ1位はロドリ130本、アーノルド86本)

このように、攻撃のほとんどがブルーノを起点にしており、これまでのボランチからの長いボールに頼らなくてもよくなりました。前線の3人(2WG+1トップ)の動きは明らかによくなっていて、裏を取るシーンも目立ちます。これは、ひとえにブルーノが相手ディフェンダーをひきつけているためです。

ブルーノは組立時には、中盤まで降りてボールをもらうことも多く、その時にできたライン間のスペースを、他の選手が使う事も多くなりました。その恩恵をより受けているのがフレッジですブルーノ加入後の9試合で2G3Aはそれまでの55試合より多くなっています。

フレッジについては前回コラムで詳しく取り上げているのでそちらをどうぞ。

manchesterutddaigaku.hatenablog.com

 

アタッカーへの影響を顕著に表す数字は

 

・1試合平均ゴール数 1.61⇒2.44

 

これです。ブルーノ加入後、得点が明らかに増えました。

②セットプレーの変化

2つ目の変化はセットプレーです。

 

ブルーノ加入後、リーグ戦でのセットプレーからの得点は3点で、これは同じ期間のリーグ最多の数字。そのうちブルーノは1G2Aと全得点に関与しています。

シティ戦のサインプレーや、初アシストを記録したコーナーキックなど、高いキック精度と豊富なアイデアで、セットプレーの意識を明らかに変えてくれましたね。チェルシー戦では、コーナーからマグワイアが得点をきめましたが、ユナイテッド加入後36試合目にしてやっとヘディングでゴールを奪えたのは、まさにブルーノのおかげでしょう。

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写真:ゴールを決めたマグワイア

 

ブルーノのキック精度が最も活きるのがセットプレーです。良いボールが来るとわかっていれば、マグワイアも燃えるでしょうね(笑)。

③守備面の変化

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写真:守備陣も好調

 

3つ目の変化はディフェンス面です。

ブルーノ加入前までの、xGA(被ゴール期待値)は24.79ですが、実際の失点数は29点です。これは、つまり29失点の内の5点はエラーによる失点だという事です。この数字を上回るのは、トップ6ではスパーズの6失点だけでした。

しかし、ブルーノ加入後の6試合で、

xGA6.49に対して3失点
80%の試合でクリーンシート

と明らかにディフェンス面が向上しています。

さらにブルーノ個人を見ても、ハードワークできる選手です。1試合当たりの平均タックル数は5.8でチームトップ。リーグ全体でもレスターのペレイラの6.1に次ぐ2位。攻撃も守備もって神ですか...?

ユナイテッドの1試合当たりの失点数は

 

・1試合平均被ゴール数 0.97⇒0.22

 

に減少しました。

④プレッシングの変化

4つ目の変化はプレッシングに見ることができます。

ホームで2-0で勝利したシティ戦でも、ユナイテッドの前線のプレスは際立っていました。ブルーノが味方の選手に、プレスの指示を与えているシーンはよく見ますよね。ブルーノ加入後は、前線のプレスの質が向上しました。

シティ戦の記事はこちら

 

manchesterutddaigaku.hatenablog.com

 

さらに、ブルーノ自身も、相対するボランチ、またはアンカーにプレスを掛ける役割を担っていますが、常にポジティブ・トランジッション(守から攻)を意識したプレスの掛け方をします。相手アンカーの背後に回り、味方がボールを奪った瞬間そのアンカーが空けたエリアへ侵入。もちろんその瞬間フリーでボールを持てるわけです。これはエヴァートン戦の先制点や、シティ戦のトランジションからロドリを剥がし、ジェームズへパスを出したシーンなどで見られました。

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このプレッシングの変化が、次項にあげるカウンターへも繋がります。

⑤カウンターの変化

最後5つ目はカウンター・アタックの変化です。

数字で見ていきます。

・シュートへ繋がるカウンター 2.3⇒3.3
・ゴールの中でカウンターの割合 20%⇒33%
・カウンターからのゴール数 0.4⇒1.1

このように、ラッシュフォードを欠いてからの方がカウンターの精度が上がっているのが予想外です。言い方は悪いですが、これまではスペース目指してやみくもにカウンターを狙っていたのに対して、ブルーノが起点となるカウンターは、それだけゴールに近づく可能性の高いスペースを使ったカウンターになっているという事ですね。

ブルーノ加入後は全体を高い位置に上げ、前プレからボールを奪ってからのショートカウンターという形と、引いて守る時間帯は、マイボールになったらブルーノに素早く預け、そこから前線のジェームズやマルシャル、イガロを走らせるロング・カウンターの形があります。両方共に効果的にカウンターを繰り出せていますね。

ブルーノの加入前の印象では、スピーディーな攻撃より、ポゼッションの場面で活きるかなと、個人的には思っていましたが、実際はユナイテッドのカウンター戦術にもよくフィットできていて驚きです。

このように5つ目の変化はカウンターの質に見ることができました。

👿まとめ

いかがでしたか?

サッカーは11人でプレーするものであって、メッシやロナウドなどの超スーパースターを除けば、たった1名のスーパー・タレントが入っただけでガラッとチームが変わることはないというのが定石でした。というか私はそう思っていました。

しかし、1月にユナイテッドにやってきたブルーノ・フェルナンデスは、瞬く間にチームにフィットしただけでなく、チーム全体の動きや戦術までも変えてしまいました。ブルーノは、まるで長年チームに在籍しているかのように中心で、チームメイトもすっかり信頼しているのがわかります。

新たな背番号18は、スコールズのようにゲームを支配し、ロナウドのようにゴールを目指します。

最後にブルーノのチャントを書いておきます。

Bluno Bluno Bluno
He's from Sporting like Cristiano
He goes leftHe goes right
He makes defenders look shite
He's our Portugese Magnifico

まさにブルーノは、ユナイテッドサポにとって【ポルトガルの魔術師】です。

最後まで読んで頂きありがとうございます。気に入っていただければSNS等で拡散していただけると嬉しいです!

 

*この記事は2020年3月にnoteで公開しました。

 


 

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