[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
こんにちはMasaユナイテッドです。
今回はユナイテッドのNo.4 魂のディフェンダー
を紹介します!
①プロフィール
選手名:フィル・ジョーンズ
生年月日:1992年2月21日
国籍:イングランド
身長:185cm
ポジション:CB,RB,DMF
背番号:4
チームキャリア:ブラックバーンU-18(08-09~)→ブラックバーン(09-10~)ユナイテッド(11-12~)
利き足:右
契約終了年:2023年6月30日
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
イングランド、ランカシャー州プレストン出身のフィル・ジョーンズ。多くの少年と同様、学校が終わると公園でサッカーに明け暮れる日々を送っていました。最初に入ったクラブはリブル・ワンダラーズというクラブでジョーンズ8歳の時でした。そのころから背が高かったジョーンズはU-10のカテゴリーでプレーし、ヘディングでゴールを量産するディフェンダーだったそうです。
その活躍がブラックバーン・ローバーズのスカウトの目に留まり、2002年ローバーズのユースチームに加入します。09-10シーズンにトップチームに昇格。2009年9月のノッティンガム・フォレストとのリーグ・カップでトップチーム・デビュー。プレミアでも9試合に出場しますが多くはCBではなく中盤のポジションでした。10-11シーズンは怪我で離脱する期間もありましたが、公式戦29試合に出場し主力としてプレーします。
シーズン後半のユナイテッド戦でのプレーがファーガソン監督に感銘を与え翌2011年6月13日、5年契約でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍します。衰えの見えるリオ、ヴィダの後継者としてCB,DMF,RBと様々な守備的ポジションをこなし、プレミア29試合に出場します。12-13シーズンはファギーのラスト・シーズンでしたが、怪我の影響もありプレミア17試合の出場に留まります。モイーズ、ファン・ハール、モウリーニョの3人の監督からもある程度の出場機会を貰いますが、ジョーンズも怪我での離脱が多く、安定したパフォーマンスが見せられなくなっていきます。ちなみにCBに固定したのはモウリーニョ監督でした。
ユナイテッドでの通算成績は224試合6G10A。スールシャール監督になってからは出場機会が激減しており、19-20シーズンは公式戦わずかに8試合のみ(プレミアは2試合)の出場です(7月6日現在)。
②プレースタイル
2-1.ストロング・ポイント
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
ジョーンズは体を張ったディフェンスが身上。泥臭く、闘志を前面に出し、届くか届かないかのボールに対しても体を投げ出して奪いにいきます。ユナイテッドのレジェンド・ディフェンダー、ヴィディッチの系譜ですね。フィジカルの強さもありますがボディバランスはあまりよくないので、倒れるシーンもあります。
ヘディングの強さとパス精度の高さもジョーンズの特徴。18-19シーズンのジョーンズのパス成功率は92.5%でチームトップでした(プレミア)。もちろんリスクを冒さないパスが多いためにこのような数字になるのもありますが、時折ズバッと楔のパスを入れるあたりセンスはあると思います。
2-2.ウィーク・ポイント
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
ジョーンズのウィークポイントは1対1の仕掛けに弱いところです。対応が後手になることがあり、どうしてもドタバタした印象を受けてしまいます。ただ抜かれそうになっても最終的には体を張って止めようとするところは評価できますが...。
1対1の対応についても言えることですが、基本的に「読み」が得意ではありません。危ないスペースに気付くのが遅れ、それをショーのせいにするなんて事も...。その読みが得意でない事がオウンゴールの多さ(ユナイテッドで通算5回のオウンゴール)にも繋がっていると思います。
2-3.課題
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
ハッキリ言ってスールシャール監督にとってジョーンズは残念ながら構想外だと思います。数少ないファーガソン政権からの在籍選手ですが、あまりに怪我が多すぎて計算できない上にこれ以上の成長も見込めません。契約は2023年まで残っているので退団は本人とオファー次第ですが、シーズン・オフにはスモーリング、ロホも含めてCBの人員整理の対象になるでしょう。
仮に来シーズンもチームに残るとしたら、バックアッパーとしていつでも準備しておくことが重要になります。怪我をしない体質の改善は難しいと思いますが、存在価値を示すにはそれしかありません。
③エピソード
・2011年、ジョーンズをユナイテッドに連れてきたのはアレックス・ファーガソン監督ですが、当時ファーガソンはジョーンズを絶賛していました。ジョン・テリー以上のタレントだとし、「フィルは、多才な選手でどんなポジションでもプレーできる。スピードがあり、両足を使えて試合を読める。本当に良くやっているよ」と語っていました。確かに入団した時はスモーリング、ジョーンズが次のリオ、ヴィダだと期待していました...。育成って難しいですね...。
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
・その移籍当時、ジョーンズにはシティ、チェルシー、リヴァプール、アーセナル、エヴァートンからもオファーがあったそうです。いかに当時期待値が高かったか伺えますね。
・16-17シーズンのELで優勝を果たしたユナイテッドですが、ジョーンズは試合後ドーピング管理協会の規則に違反したとして2試合の出場停止処分を受けます。ジョーンズはドーピング検査を受けるよう命じれれた際、「侮辱的で直接的な暴力的なジェスチャー」をドーピング管理員に対して行ったとのこと。Fワードを連発していたそうです...。そんな彼らしくない行動に出たのは、試合後のチームメイトとのセレブレーションに参加したかったという思いがあったようですね。
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
・ジョーンズと言えば、試合中に見せてくれる豊かな表情が話題に上ることがしばしば...。過去には「マペットショー」のビーカーというキャラクター(下画像)に似ているとか、ツイッターでは“tweetyourphiljonesface” というハッシュタグでジョーンズの表情を真似る投稿が話題になったこともあります。
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
・さらにジョーンズのボールへの執着をよく表すシーンとして、2015年のアーセナル戦の倒れながらの顔面クリア(下画像)が有名ですが、このシーンをジョーンズはインスタで「笑われる覚悟はできてるぜ!」っという男前な投稿をしています(笑)。
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
・ジョーンズは2017年6月に、カイヤ・ホールさんと結婚式を挙げています。2人はジョーンズのブラックバーン時代、カイヤさんが大学生の時から一緒にいます。2018年5月にアラリアちゃんという女の子を授かっています。なお結婚時期辺りからジョーンズは一切SNSでの投稿をしていませんが、奥さんの方は定期的にジョーンズを応援するSNSを発信しています。カイヤさんといる時のジョーンズはなぜかハンサム・ガイに見えますね...。
[http://
:embed:cite]
👿まとめ
いかがでしたか?
デ・ヘアやスモーリングと共に古参メンバーの1人であるジョーンズ。彼もまた若くして注目されながら怪我の為に大成できなかった選手の1人です。試合に出れば、体を投げ出して泥だらけになりながら全力でプレーする姿はとても印象的です。
その一方でプレー振りよりも、そのひょうきんな表情や“やらかし”などの方が話題になってしまうレアな選手でもあります。ある意味ファンやサポーターから愛されているとも言えますし、ネタにされているだけとも言えます。本人も大量に届く、からかいのメッセージが嫌でSNSを止めているのではないでしょうか?
ユナイテッドでのキャリアは後どのぐらい残っているのか分かりませんが、ユナイテッドにいる限りはファギーに絶賛された実力の片鱗を見せてほしいですね!
最後まで読んで頂きありがとうございました!