マンチェスター・ユナイテッド大学

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【19/20EL ラウンド16】 vs LASKリンツ戦 5つのトピックス【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

 

今回はヨーロッパリーグ・ラウンド16の2ndレグのレビュー記事です。

3月の中断直前にオーストリアで行われた1stレグはユナイテッドが0-5で大勝しています。ほぼ勝ち抜けが確実な状況で迎えたホームでの2ndレグ。リーグ戦では主に控えだった選手達を起用し試合に臨みました。

前半ユナイテッドは低調な出来で、後半早々にラスクに先制を許します。しかし直後にリンガードがゴールを決め同点に。88分には途中出場のマルシャルがゴールを決め2-1の逆転勝利を収めました。

詳細はユナイテッド公式をご覧ください。

www.manutd.com

この対ラスク・リンツを5つのトピックスで振り返ります。

以下項目です。

👿ラインナップ

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ユナイテッドvsラスク ラインナップ

ベンチメンバー
ユナイテッド:グラント、ワン=ビサカ、メンギ、フェルナンデス、ラッシュフォード、ポグバ、ペレイラ、ガーナー、チョン、マティッチ、グリーンウッド、マルシャル
ラスク:オキキ=ラワル、ゲバウワー、チェリッチ、ハウドゥム、ウォストリー、フィリポヴィッチ、ラムゼブナー、ザビッツァー、ミュラー、ライター

①レギュラー組と控え組の差

まず最初はレギュラー組と控え組の差です。

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再開後のパフォーマンスで再三言われていますが、ラスク戦でもそれは顕著に出てしまいました。

この試合ユナイテッドはマグワイア以外の10名をいわゆる「バックアッパー」でメンバー構成しました。多くの選手が再開後のプレー時間が短い選手達。試合の入りからマンツーマン気味にハイプレスを仕掛けてくるラスクに手を焼きます。それでも前半の15分までは何とかプレスを掻い潜ったら、右サイドのマタを中心にゴール前まで前進します。ラストパスこそ引っかかりますが、何度か決定的になりそうなシーンはありました。

しかし15分過ぎからペースを握ったのはラスク。アンドラ―デのヘディングがバーに当たったり、ラグズのシュートをロメロが止めたりと前半7本のシュートを放ちます。一方のユナイテッドは前半マグワイアのヘディング・シュート2本だけという低調な出来でした。

後半はユナイテッドがペースを握り返しますが、その矢先の55分にヴェイジンガーに素晴らしいミドルシュートで先制を許す展開に...。

控え組の選手たちは

✔イメージの共有ができていない
✔判断が遅い

この2点がとても目立ちました。走り込んでほしいスペースに走り込まないで止まってしまうシーンや、折角イガロが良いポジションにを取っても、そこへパスを出すのが一歩遅いので相手に引っかかるシーンが散見されました。

この原因は選手個人の能力という側面もありますが、やはりチーム戦術をもっていない(持っていても浸透していない)事が大きな要因だと思います。約束事がないから選手個人の判断で動く→パスの出し手は気付かないor気付くのが遅れるという感じです。

レギュラー組はレベルが高く、イメージの共有が出来ている点がサブ組と大きく違います。

試合後、準決勝のメンバーについて聞かれたスールシャール監督は

「ドイツには、十分なプレータイムを得たチームで向かう。今日出場した選手には、実戦の機会が必要だった。リズム、自信、試合勘を取り戻す必要があった。同じメンバーにはならない」

と明言しています。

②後半の修正

2つ目は後半に見られた戦術的変更です。

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2列目のスタートポジションは、中央にリンガード、右マタ、左ジェームズでしたが、後半にこの並びを中央マタ、右ジェームズ、左リンガードに変更します。しかし実際は前半15分過ぎからポジション・チェンジを繰り返しており、30分以降は中央マタ、右ジェームズ、左リンガードの形に落ち着きます。

指示があったとは思いますが、結果的にこの形が功を奏します。後半開始から中央でマタが受けてチャンスメイクするシーンが増えます。リンガードの同点ゴールも中央でパスを受けたマタからのロブスルーでしたね。

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また、リンガードもサイドから中に切り込んでいくプレーを好むので、空いた大外をウィリアムズが上がるシーンも増えました。左足のキックの精度がなく、チャンスには結びつきませんでしたが、ジェームズよりはやり易かったのは間違いないですね。

さらに前半終わりから後半に掛けて目立ったのがユナイテッドの選手のワンタッチ・プレー。特にリンガード、マタはダイレクトで叩くプレーを効果的に使いました。プレスを厳しく掛けてくるラスク相手にはとても効果的なプレス回避方法でした。選手の判断だったのか、ベンチの指示があったのかはわかりませんが...。

この修正もあり、リンガードとマタが特に良い働きをしました。

リンガードは

パス成功率・・・79%
1対1の仕掛・・・3/6回
チャンスクリエイト・・・1回
ゴール・・・1

を記録。マタは、 

ファイナルサードのパス・・・18/26(最多)
1対1の仕掛・・・5/7回
チャンスクリエイト・・・4回(最多)
アシスト・・・2

というスタッツ。マタはSofaScoreやWhoScoredでは最高レーティングをマークし、リンガードはユナイテッド公式のMOMに選ばれています

③フレンチ・パワー

3つ目は途中出場で試合の流れを変えたポグバとマルシャルのフレンチ・パワーです。

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63分にフレッジに代わって投入されたポグバ。フレッジもミドルレンジの展開のパスでらしさを見せましたが、ポグバは試合に入ったとたん存在感を見せつけます

パス成功率・・・83%
ボールリカバリー・・・4回
ボックス内へのパス・・・3回
タックル成功・・・3/3回
インターセプト・・・1

と30分の出場ながら攻守に渡って高いレベルを見せました。

さらに83分に投入されたマルシャル。88分にマタとのワンツーで、ボックス手前でパスを受けドリブルでディフェンダーを躱してシュート。逆転のゴールを決めました。その瞬間、マルシャルはベンチを指さし満面の笑み。そしてスールシャール監督もニヤニヤを隠せませんでした。実はマルシャル自ら監督に出場を直訴していたそうです。「絶対にゴールを決めてくる」と約束して出て行って実際にゴールを決めました。

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実に頼もしいフレンチ・コンビでしたね。

④チョンの左サイドバック起用

4つ目はこの試合関連のSNSなどで話題になった、まさかのタヒス・チョンの左サイドバック起用でした。

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72分にウィリアムズに代わって入ったチョン。元来は生粋のウィンガーで、調べた限り過去にサイドバックでの出場経験はありませんでした。後半のラスクの足が止まり始めた時間帯の出場だったこともあり、高い位置でプレーします。ボールを持てば完全にウィンガーのプレーでしたが、逆足のウィリアムズでは難しくなるボールを相手から隠しての持ち上がりや、単純な左サイドをえぐっての左足でのクロスなど、悪くないプレーを見せました。ただリトリートのディフェンスやビルドアップの場面ではポジショニングが曖昧で、守備面では不安があったのは否めません。

問題はこのコンバートが、ショーやウィリアムズの怪我により数週間前からトレーニングされたものなのか、単なる偶発的なものなのかという事です。真相はわかりませんが、確かに興味深い起用だったのは間違いありません。

しかし、個人的にはアーセナルのブカヨ・サカのサイドバック起用のように「勿体ない」感がします。やはりチョンの最大の売りはドリブル突破や得点力など攻撃性能でしょう。これから守備面を改善するにしても時間が掛かりますし、一時的な起用であってほしいと思います。

なお、ここにきてドイツ、ブレーメンへのレンタル移籍が現実味を帯びてきました。武者修行に出て成長して帰ってきて欲しいですね。

⑤メンギのトップチーム・デビュー

最後は18歳テデン・メンギのトップチーム・デビューを取り上げます。

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84分には18歳のU-18キャプテンを務めるCB、テデン・メンギがトップチーム・デビューを飾りました。

フィジカルの強さとスピード、物怖じしないメンタルもあるディフェンダーですが、この試合は右のサイドバックとしての出場でした。わずかにボールタッチ12回でしたが、タックル、インターセプト、プレスを1回ずつ。パスは7本とも成功と無難なプレーを見せました。

18歳ながらU-23を主戦場としており、アカデミーでは最も期待されている選手の1人です。過去のアカデミーの記事でメンギについても取り上げていますので是非参考にしてください。

manchesterutddaigaku.hatenablog.com

なおメンギは今シーズン、ユナイテッドのトップチーム・デビューを飾った8人目の選手となりました。(ウィリアムズ、ラマザニ、ドマーニ・メロ―、リアード、バーナード、ガルブレイス、レヴィット、メンギ)これは1952/53シーズン以来最多となるそうです。

来シーズンはさらにトップチームで出番が回ってくると思います。期待しましょう!

👿まとめ

この勝利により、ヨーロッパ・リーグ準決勝に駒を進めたユナイテッド。勝ち抜けは確実だったこともあり、プレー時間の少ない選手にプレーさせることを重要視した試合でした。一方で、後半ポグバとマルシャルを投入するなど、あくまで「勝ち」に拘ったスールシャール監督

サブ組のクオリティには不満が残りますし、課題も見えた試合でしたが、マタ、リンガードの活躍やチョンのSB起用。メンギのデビューなど収穫も多かった試合でもありました。

スタッツはこちら

www.uefa.com

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試合結果

サポーターやファンとしてはもっと大胆に若手(レアードやガルブレイスも見たかった!)を起用する事を期待しましたが、次節の準決勝コペンハーゲン戦はガチメンでいく宣言をするなど、スールシャール監督はヨーロッパ・リーグのタイトルを狙っている証拠でしょう。

次回ヨーロッパ・リーグ準決勝は8月11日(火)4:00~ラインエネルギー・シュタディオン(ドイツ・ケルン*中立地開催)でのコペンハーゲン

必ず決勝進出しましょう!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

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