マンチェスター・ユナイテッド大学

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【コラム】スールシャール監督を解任するべきか?Ver.2020【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

 

今回は“禁断の”テーマについてコラムを書きます(笑)。

ユナイテッド・サポーターの間で最も意見の割れるテーマ。

スールシャール監督を解任するべきか?」についてです。

ご存知の方もいると思いますが、私はこれまでスールシャール続投支持派の立場でした。しかしアーセナル戦、バシャクシェヒル戦の敗戦により巻き起こった解任騒動で、多くの方の意見や、海外の記事を読んで考えに少し変化が起きました。その中でまとまった自分の考えを書こうと思います。

なお昨年の9月にも解任論の記事をnoteで書いていますので興味のある方は一度読んでみて下さい。

note.com

では「解任論」Ver.2020いってみましょう!

以下項目です。

①改善されない課題

スールシャール監督を解任するべきか?

 

早速答えから書くと

解任すべき

です。

解任すべきだという理由。それはスールシャールが監督である限りタイトルが取れないからです。解任派の多くの方が再三に渡って言っていることですが、将来を見据えた時に、私もようやくこの事を重く受け止めたといったところです...。

ではなぜタイトルが取れないのかというと、ずっと同じ課題を克服できないが故に戦績を安定させられないためです。今シーズンも公式戦12試合で7勝1分け4敗。リーグ戦では14位(11月11日時点)と不安定な戦いぶりです。もちろん今シーズンに限って言えば、シーズン・オフが短く、プレシーズンマッチをこなせなかった事。その結果コンディションが整わなかった事。思うような補強が出来なかった事。過密日程による疲労の蓄積、などのエクスキューズがあるのは事実です。しかし、一番の要因はこの「同じ課題」を克服できていない事です。

同じ課題というのは「引いた相手を崩す」こと。前へ出てくるチームに対しては、伝家の宝刀カウンターを使ってゴールを奪う事の出来るユナイテッドですが、引いてブロックを作るチームには苦戦することが多いのはご存じの通りです。先日のバシャクシェヒル戦などが最たる例です。スペースがないとゴールに迫れないという現象は、スールシャールが監督に就任して以来変わらず見られる現象です。

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そしてこの課題を改善するための手段が戦術的アプローチでなく、選手頼みだという事が今後も変わらないんじゃないかと考えた要因です。成績が安定しなのは引いた相手を崩せない試合があるためです。逆を言えば、この課題さえ克服できれば優勝争いもできるポテンシャルが今のユナイテッドにはあると思います(ちょっと言い過ぎた...)。

スールシャールの戦術とマネジメントスタイル

なぜこの課題がクリアできないのかというと、ゴールまでの道筋がデザインされていないためです。

例えば、マンチェスター・シティは崩しの場面でハーフスペースのバックラインの背後を突くという事がプレー原則としてあります。もちろん、相手もそれは百も承知で警戒してくるのですが、シティはチーム全員であの手この手を使って、その形になる様にと目的意識をもってプレーします。

リバプールも両サイドバックを高い位置に上げて、サイドから3トップに良いボールを届ける事を徹底して行います。

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強豪と呼ばれるチームはこの様に戦術をプレー原則まで落とし込んで、繰り返しトレーニングする事で浸透させ、崩すのが難しい試合でも繰り返す事で、相手の陣形をじわじわ崩して打開しようとします。最終的には個の能力が物を言う事も多いですが、ユナイテッドの様に崩しが即効的では連携が合わなければ個の能力すら発揮できません。結果として取りこぼす試合が多くなり成績が安定しないのです。

ではなぜ、シティやリバプールのような戦術の落とし込み(プレー原則)がなされないのでしょうか?理由はいくつか考えられます。まず1つ目は

スールシャールと現コーチ陣には戦術の指導ができない

2つ目は

スールシャールのマネジメントスタイルではない為敢えてやらない

1つ目に関しては、よく「スールシャールは戦術がない」と言われる事にも通じますが、私には試合により様々な戦術(ここで言う戦術はゲームプランに近い)を使っている様に見えますし、このご時世戦術を練らない監督はいないでしょう。仮にスールシャールにできなくても、コーチの誰か(攻撃に関してはケーラン・マッケナが担当のようですが...)や戦術分析のチームもあります。その気になれば崩しの場面でのプレー原則も作れるはずです。

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という事は、私は敢えてプレー原則を作っていないのだろうと思っています。そもそもファン・ハールモウリーニョと戦術で細部までガチガチに縛る監督の元、フットボールを楽しめなくなっていた選手達。彼らを解放すべく就任したのがスールシャールです。実際、事あるごとにスールシャール監督は「フットボールを楽しめ」というニュアンスの事を言います。ある程度の自由を与えて、個々の能力と判断でゴールを奪うというのがスールシャールの基本スタイルなのではないでしょうか?

つまりは現在の選手のキャラクターとスールシャールのマネジメントスタイルにより、ディテールに拘った戦術の落とし込みをしていないのではないかと推測できるわけです。

しかし、このやり方では頭打ちなのが現状です。今のユナイテッドは、「カウンター」という相手の陣形に依存する事でしか発動できない必殺技が一つあるだけの状態です。やはりもう一つ、崩しの場面での必殺技が必要でしょう。

そしてこれをスールシャールが作らないのであれば監督を替えるしかないと考えました。

③今すぐ解任するべきか?

しかし、私は今すぐにでも解任すべきだと言うつもりはありません。

解任するには明確な判断基準を設けるべきです。

その基準とは

✅来季のCL出場件獲得

今シーズンこの目標が達成できなければ、来季から監督を変える方が良いでしょう。

また、シーズン途中に解任が起こるとしたら、降格圏に落ちた時、もしくはモウリーニョの時のように選手達の支持を失った時のいずれかです。何の結果も出ていない状態で解任する事は組織再編の手間や、選手達のメンタル面のリスクを考えると避ける方が良いと思います。

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可能性は低いですが、スールシャールが突如覚醒して必殺技を編み出すかもしれませんし、1月の移籍市場でウッドワードが覚醒し、サンチョとホーランを取ってくる事もあり得ます(笑)。

監督を替えるなら、しっかりと基準に照らして判断し、新監督をちゃんと迎え入れる準備をしてからの方が良いでしょう。

スールシャールの功績と監督交代

2018年12月に暫定監督として就任して以来、公式戦102試合を指揮し57勝20分け25敗、勝率55.8%の成績を上げている(11月11日現在 正式監督になってからは勝率51.8%)スールシャール監督の功績を見てみます。(モウリーニョ監督の勝率が58.3%。ファン・ハール監督が52.4%の勝率)

モウリーニョの下で腐りかけていたポグバやショー、マルシャルなどを甦らせ、サンチェスやルカクなどのチームにフィットしない中堅〜ベテランを放出し、若手中心の将来性のあるスカッドに一新しました。

また、ファーガソン退任以降失われていた「常にゲームを支配する」というユナイテッドのアイデンティティも思い出させました(取り戻したとは言っていないよ!)。寝落ちの連続だったモイーズ、ファン・ファール、モウリーニョ時代の試合に比べたら、エキサイティングで面白い試合が増えましたね。昨シーズンのCLパリ戦やPLシティ戦の劇的勝利スールシャールを象徴する試合と言えます。さらに現在のチームの雰囲気の良さは、ファーガソン政権以来久し振りの事だと思います。

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このように将来へと繋がるチームの土台を築いたスールシャールの功績は評価されるべきです。

私はオーレの現役時代を知っていて思い入れもあります。選手からの人望もあり、公の場で選手を批判しないプレス対応も好感が持てます。クラブのレジェンドが監督となり、タイトルを獲得するというロマンも捨て切れません…。

しかしスールシャールの仕事はここまで更なる高みに行くためには監督交代しか道はないのかもしれません。

決してネガティブな意味での監督解任ではなく、次のフェーズへ進む為の監督交代だということです。

ではユナイテッドの次期監督にふさわしいのは誰なのでしょうか?

次回はそのことについて書きたいと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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