マンチェスター・ユナイテッド大学

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【20-21PL第28節】ウェスト・ハム戦の5つのトピックス【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

 

プレミアリーグ第28節 ホームでウェスト・ハム・ユナイテッド(ハマーズ)と対戦したマンチェスター・ユナイテッド。試合は前半自陣に引いて守るハマーズをユナイテッドが攻めあぐねる展開に。25分にはグリーンウッドのクロスにファーでラッシュフォードが頭で合わせますがミートせず。決定機を決められません。37分には、中央でボールを受けたグリーンウッドがシュートしますが、ファビアンスキがファインセーブ。後半に入ってシステムを変え、前へ出てきたハマーズでしたが、53分にユナイテッドのCKがハマーズCBドーソンの頭に当たりオウンゴールに。ユナイテッドが先制に成功します。77分にもカウンターからグリーンウッドがポストを叩くシュートを放ちますが、試合はそのまま1-0で終了ユナイテッドが貴重な勝ち点3を手に入れました

試合の詳細はユナイテッド公式をご覧下さい。

www.manutd.com

今回はこの試合を5つのトピックスで振り返ります。

以下項目です。

 👿ラインナップ

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ユナイテッドvsハマーズ ラインナップ

ベンチメンバー
ユナイテッド:グラント、ビショップ、テレス、ウィリアムズ、トゥアンゼベ、バイリー、マティッチ、ショレティレ、ディアロ
ハマーズ:トロット、マーティン・アルベス、バルブエナ、コベントリー、ランシーニ、ベンラーマ、オドゥベコ

①好調グリーンウッド

ハマーズ戦、トップで出場したグリーンウッド。右ウィングでの出場が多いグリーンウッドですが、リーグ戦では5試合目のトップでの出場になりました。純粋なセンターフォワードではないグリーンウッドは、ワイドに開いたり、降りて受けたり、自陣まで守備に戻ったりと広範囲にポジショニングします。守る側からすれば、この動きに対応するのは難しく、グリーンウッドは比較的フリーでボールに触ることができます。ハマーズは前半、5-3-2で極端に自陣に引きこもりスペースの無い状態だったので、それほどグリーンウッドの思うようにプレーできたわけではありませんが、25分にはラッシュフォードに決定的なクロスを供給し、36分にはブルーノからのパスを受けて左足で惜しいシュートを放っています。

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後半になってハマーズは4-2-3-1にシステムを変え、前へ出る姿勢を見せたのでグリーンウッドにもスペースができ、前半よりもボールタッチが増えました。77分にはカウンターから一気にゴール前まで運んで決定的なシュートを放ちます。惜しくもポストに当たりゴールなりませんでしたが、1試合を通じて高いパフォーマンスだったと思います。

スタッツは

シュート・・・5本(内2本ポスト)
ボールタッチ・・・52回
パス成功率・・・95%
キーパス・・・2本
ビッグチャンス・クリエイト・・・1回

となっています。マルシャルやカバーニに比べてボールタッチが多く、フィニッシュも、チャンスメイクもできるのがグリーンウッドのトップ起用の特徴。最近はクロス精度も上がっている印象を受けますが、やはりリーグ戦1ゴールは寂しいです(笑)。あとはフィニッシュを決めたいですね。

②鉄壁のセンターバック

ハマーズ戦、今シーズン12回目のクリーンシートを達成したユナイテッド。4バックは素晴らしい仕事をしましたが、中でもマグワイアとリンデロフは、ハマーズのアントニオとソウチェクのパワーをよく跳ね返しました。トータル19本のクロスを上げたハマーズ。アントニオは9回の空中戦、ソウチェクは3回の空中戦を挑んでいますが、ゴール前で決定的な仕事はさせませんでした。マグワイアは空中戦で9回中5回勝利(勝率55%)しています。ミラン戦の終盤の失点がかなり悔しかったようで、終始気合の入ったパフォーマンスでした。

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ハマーズ戦のマグワイアのヒートマップを見ると、かなり左サイド裏でボールを触っている事がわかります。これはショーの裏のスペースをケアしているためですが、チームとしてショーの攻撃力を活かすために、マグワイアがカバーしている事をよく表しています。リンデロフも決して派手なディフェンスはしませんが、ワン=ビサカの裏スペースのカバーは秀逸で、右サイドのリンデロフ、ワン=ビサカ、マクトミネイの守備ブロックは、かなり完成度が高いと思います。

ハマーズ戦、ユナイテッドは枠内シュート0本に抑えました。ヘンダーソンに仕事をさせなかったのは評価に値します。

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マグワイア スタッツ
出典:SofaScore

③ハーフタイムの修正

試合の入りはパスミス、ボールロストが多く、ハマーズは左サイド(ユナイテッドの右)からユナイテッド陣内に攻め込む展開でした。その後、ハマーズは5-3-2で自陣にブロックを作り、重心を下げてユナイテッドにボールを持たせる展開に。ユナイテッドの最も苦手な形ということもあり、ブロックの外を回すだけで中には入れない状況が続きます。チャンスがなかったわけではないですが、ここぞというパスがずれたり、カットされるシーンが目につきました。

思うようにいっていない状況を変えるために、スールシャール監督はハーフタイムに選手達にメッセージを伝えたそうです。

それは「ボールをもっと速く動かす」事。

マクトミネイの言い方では、「自分たちのペースは崩さずに、可能な限り速いテンポでプレーし、ボールを左右に動かし続ける」という事です。確かに前半は、パススピードが遅いためにボールホルダーはすぐに寄せられている事が多く、前を向くことができないシーンが多かったです。後半は、モイーズ監督がやり方をガラッと変え、スペースができた事もありますが、このハーフタイムのメッセージによって攻撃のスピードは上がったと思います。

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スールシャール監督が、椅子に座ってタブレットで見ているのは決してNetflixではなくて(笑)、分析ソフトだと思います。あまり監督自ら見ている人は少ないのと、「そんなの見てないで目の前のピッチを見ろよ!」って思う人もいると思いますが、こういったリアルタイム分析の力を借りて、選手のポジショニングの修正やプレースピードの改善を行うのは今や常識となっています。今回のハーフタイムの修正が、その分析の結果なのかどうかはわかりませんが、スールシャール監督が試合中に選手達を、正しい方向に導く修正ができるようになっているのは間違いありません。

④交代なし

1-0という均衡した状態で、交代のカードを1枚も切らなかったスールシャール監督。試合後のコメントでは

メイソン、ブルーノ(フェルナンデス)、ダン(ジェームズ)、マーカス(ラッシュフォード)がもたらしたエネルギーには満足している。彼れがあまりにも素晴らしかったので、交代する必要がないと感じた。

と言っていますが、交代カードを「切れなかった」というのが本音ではないでしょうか?ラインナップの項目にベンチメンバーを掲載していますが(キーパーが2人!)、ご覧になって分かる通り、中盤から前の選手はマティッチ、アマド、ショレティレの3人だけです。前線に入れるのはアマドとショレティレの2人だけ。アマドはELミラン戦でシニア初ゴールを上げ、リーグ戦でも出場を望む声も多かったですが、1-0の状況でインテンシティの高いサッカーをしてくるハマーズ相手には、投入は難しかったでしょう。

試合を締める為にマティッチの投入はあっても良かったかもしれませんが、ミラン戦で90分プレーしているマティッチを出して、もし怪我などすれば2ndレグに大きく影響します。そのリスクは犯せなかったということでしょう。

現在離脱している主力選手は、デ・ヘア(自主隔離中)、ポグバ、ファン・デ・ベーク、マルシャル、カバーニの5人。全員間もなく復帰できると思いますが、ELミラン戦とFAカップ・レスター戦の2試合は耐えなければいけません。

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⑤トップ4争い

内容はともかく、勝ち点3を積み上げられたのは朗報です。現実的な目標は4位以内の確保になっていますが、現状をおさらいしておくと

2位ユナイテッド・・・57ポイント
3位レスター・・・56ポイント
4位チェルシー・・・51ポイント
*3月15日29節終了時点

となっています。今節対戦したハマーズも4位争いの権利を持っていて、48ポイントで5位に着けています(1試合消化が少ない)。5位以下のハマーズ、エバートン(46)、トッテナム(45)ぐらいまでがまだ可能性を残していると言えます。勝ち点的には厳しくなった8位リバプール(43)ですが、力は持っているチームなので、怒涛の追い上げで絡んでくる可能性はあるかもしれません。

残り9試合ですが、2~4位各チームの残っている強豪チーム対決を見てみると、ユナイテッドが対トッテナムリバプール、レスター戦が残っており、レスターがシティ、ユナイテッド、チェルシートッテナム戦が残っています。チェルシーシティ、アーセナル、レスターの3試合。やはり鍵となるのは直接対決です。昨シーズンは最終節でユナイテッドはレスターとの直接対決で勝ち3位に滑り込みました。

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ユナイテッドのプレミアリーグはハマーズ戦で一旦中断となり、次節は4月3日までありません。代表戦がどうなるか不明ですが、参加しない選手はしっかり休んでコンディションの回復に努め、コーチ陣はしっかり戦術を練って欲しいところですね。

👿まとめ

またしても「決定機を決めていれば...」という試合ではありましたが、ミラン戦から中2日、主力に故障離脱者も多い中、疲労の色が見える選手もいました。このような状況で勝ち点3が取れたことは大きな成果です。

前線ではグリーンウッドが好調を維持し、トップの役割もこなしつつあるのは頼もしいですし、相変わらずショーがキレキレなのも朗報です。ミラン戦の失点から立ち直るという意味でも、クリーンシートを達成した守備陣は素晴らしい仕事をしたと思います。

モイーズ監督の前、後半で戦い方をガラッと変えるやり方は斬新でしたし、ライスやソウチェク、アントニオ、ボウエンなど、各ポジションに良い選手を揃えるハマーズにユナイテッドは手を焼きました。好成績なのも納得のチーム力だと思います。

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ユナイテッドvsハマーズ スタッツ
出典:プレミアリーグ公式

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試合結果
出典:ユナイテッド公式

この結果、ユナイテッドは公式戦13試合無敗、プレミア4試合連続クリーンシートを達成。勝ち点57で2位をキープしています。

 

プレミアリーグ次節はオールド・トタッフォードでのブライトン戦、4月3日(土)23:00キックオフ。カモン!ユナイテッド!!

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